自動車タイヤの保管方法と劣化を防ぐための5つのポイント

劣化したタイヤに現れるひび割れとその程度による危険度

まず、タイヤの保管方法の前に、「タイヤが劣化する」とはどういうことかということについてお話しておきます。

タイヤが劣化すると、タイヤのサイドなどに現れてくるひび割れが目立ってくるのではないでしょうか?

出典)クラック(タイヤのひび割れ)|DUNLOP

先ほど説明したとおり、そのひび割れを引き起こす原因は複数ありますが、一番の理由としては、ゴムの経年劣化があげられます。

古い輪ゴムが硬くなって、伸びにくくなるのと同様に、タイヤもまた、古くなるにつれて硬くなります。

その理由は、もともとタイヤのゴムに練りこまれていた「軟化剤」や「劣化防止剤」が時の経つにつれて抜けていき、ゴムが硬化していきます。

そして、その硬化したタイヤを使用してしまうと、表面に出来たひび割れがタイヤの内側にまで進行し、最悪の場合、タイヤのバーストなどを引き起こしてしまう可能性がどんどん高くなってしまいます。

出典)タイヤバースト [M3]|アルピンホワイトアウト

このように、タイヤの劣化ひび割れを抑制するということは、安全に車を走行させるために考えておかねばならない重要な項目になります。

ただ、このタイヤのひび割れが起こっているからといって、必ずしも交換が必要ではなく、下図のレベル5ぐらい進行していなければ、しばらくは経過観察でも問題ありません。

出典)『タイヤ安全ニュースNo.72 JATMA』

ただし、スタッドレスタイヤの場合、ゴムの硬度が氷上性能(氷の上でのグリップ性能)に大きく影響してきます。

ですので、スタッドレスタイヤの場合は、クラックの発生レベルが3~4になってくると、もうゴムが相当硬化していると思いますので、そのことを踏まえたうえでタイヤを交換するかどうかを検討する必要があります。

夏タイヤをスタッドレスに交換したりするタイヤ交換のタイミングは、タイヤ全体の劣化の状態を確認できる一番良いタイミングですので、単にスリップサインを確認するだけでなく、ひび割れの程度なども確認しておくと良いでしょう。

次のページでは、タイヤの劣化を加速させる外的な要因についてお話していきます。

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