自動車タイヤの保管方法と劣化を防ぐための5つのポイント

タイヤの劣化を加速させる外的な原因について

先ほどもお話しましたが、タイヤの劣化を進行させる一番の要因は、タイヤの経年劣化です。

ですので、タイヤに含まれている有効成分は、いくらがんばってタイヤを保護したとしても、時間が経つにつれて徐々に抜けていってしまいます。

この事実はどうしようもないことです。

ただし、その他にもタイヤの劣化するまでの時間を早めてしまうような外的な劣化原因があり、タイヤを保管する際は、それらの劣化原因からタイヤを守ることが重要です。

タイヤの劣化を加速させる5つの外的な要因

  1. オゾン ⇒ ゴムの硬化を招く
  2. 紫外線(日光など) ⇒ ゴムの変質を招く
  3. 水分(湿気も含む)⇒ ゴムの変質を招く
  4. 油分(タイヤワックスなども含む) ⇒ ゴムの変質を招く
  5. 荷重(タイヤを縦積み) ⇒ タイヤの変形を招く

この中で特にタイヤに対して強い悪影響を与えてしまうのは3のオゾンで、例えばエアコンの室外機など、コンプレッサーと呼ばれる部品が含まれる製品の近くにタイヤを保管していると、たった1~2ヶ月程度でもタイヤが大幅に硬化してしまうこともあるほどです。

基本的にタイヤにはオゾンなどからタイヤを守るための添加剤なども含有させています。

ですが、その添加剤はタイヤゴムの変形によってタイヤ内部から外側に染み出るブルーミングという作用によってタイヤ表面に供給され続けなかければ、長期間にわたってタイヤをオゾンなどから守ることはできなくなってしまいます。

●オゾンによる劣化
タイヤ製造業者は、オゾンから保護するワックスを使います。

タイヤは走行時に伸縮します。伸縮することにより、保護するワックスはタイヤ表面に移動します。

空気(オゾンと酸素)とタイヤポリマーの間で物理的なバリアを作り上げる為に、伸縮する事によりワックスがタイヤの表面に移っているこの過程を「ブルーミング」と呼びます。

タイヤが規則正しく使われない(伸縮しない-駐車されたRV、ボート・トレーラーまたはクラシックカー、 その他-)時にはブルーミングは起こりません。

その間にもオゾンは、保護するワックスを侵食し始めて、やがてタイヤポリマーに達します。

引用)303 エアロスペースプロテクタント タイヤへの効果|303プロダクツ

ですので、今回紹介するようなタイヤを車から外して長期間保管するような場合は、オゾンや紫外線からタイヤを守るワックス成分がタイヤ表面にまで到達することが出来ないので、そのような状態でエアコンの室外機などのオゾンを発生するような場所にタイヤを保管した場合は、一気にタイヤの硬化を進めてしまうということになります。

このようなことから、タイヤを保管する場合、タイヤを装着している時よりもタイヤに悪影響を与えるものに対して気を使う必要があるということを知っておきましょう。

次のページでは、タイヤの劣化を防ぐための保管方法とそのポイントについてお話していきます。



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